ローン･パイン･コアラ･サンクチュアリー Lone Pine Koala Sanctuary

「世界初、そして最大のコアラ保護区」。ギネス世界記録でそう認められているのがブリスベンの中心部から、バスで20分ほど南西へ行った所にある動物保護園「ローン･パイン･コアラ･サンクチュアリー」だ。

1927年開園という古い歴史を持つ同園では、現在約130頭のコアラを飼育。あちこちの木の上でのんびりくつろいでいる姿や、ユーカリの葉を食べる可愛らしい姿を見ることができる。通常、動物園では離れた所から動物を観察するのが一般的だが、ここでは実際に“接する”ことができるのが特徴だ。

多くの来園者に人気なのが、コアラを抱っこしながらの記念撮影。まず抱き方の説明を受け、組んだ両手の上にコアラを載せてもらうと、写真撮影をしてくれる。入れ替わり訪れる客にコアラが動じることなく、いつもカメラ目線でいるのには驚きだ。印刷された写真とデータは、同園内にあるレストランで数十分後に受け取りが可能。

コアラの他にもカモノハシ、タスマニアン･デビル、ウォンバット、ディンゴ、エミューなどを始めさまざまな種類の鳥や爬虫類など、100種ものオーストラリア原生の動物が飼育されている。園内で放し飼いされている150頭以上のカンガルーやワラビーは、人間に慣れているので近づいて頭や体をなでても平気。手でエサを与えることもでき、動物との触れ合いを心ゆくまで楽しめる。

園内でフリーWi-Fiが使用できる他、携帯電話の無料充電器もあるなど、1日中快適に過ごせる配慮もうれしい。