INTERVIEW: 研修先クライアント・インタビュー②

クライアントインタビュー 沖縄県

沖縄の伝統文化とロマンを生かす空間デザインのリーディング・カンパニー

【沖縄県】 会長 H氏

商業施設やホテルなどの建築・施工、インテリア商品の企画制作および販売を行う

沖縄の特性を生かした独自の企画・デザインを強みとし、

地元沖縄で30年以上も活躍をしている企業。

だがここ数年、木造の勉強もしたい気持ちが芽生え、そんな時にタイミングよく出会った弊社の「住宅デザイン研修」を取り入れ新しい道を開拓する。

 

 

“地方で頑張る企業のノウハウを生かした地域に根差した仕事”

Q:ユーリック興産の研修を受けようと思ったきっかけを教えてください。

会長H氏:木造の勉強をしたいとの気持ちがありましてフランチャイズも色々見ていたんです。

これもイメージなんですが、木造をやり始めるにしても東京や大阪の大都会の会社のフランチャイズなどはやりたくないなと。。。中央の企業より、地方で頑張ってらっしゃる企業があれば教えてもらいたいなぁとイメージを持っていて、ノウハウなどを勉強させてもらって地域に根ざした仕事がしたいなと思ったんですね。

ユーリック興産を紹介して頂いた方と高松の八十八か所お遍路の体験話をしていて、香川・高松でお世話になっている方の話になった時に「あれっ」と思って「ちょっと待って下さい。もっとお遍路ではなくその高松の会社さんのことを教えて下さい 。」と聞き出しまして、相手も“きょとん”としてました。それで、だんだん意味が分かりかけてきて、どんどん話を聞いていて、その場からすぐ電話を入れて貰いました(笑)

 

“デザイン力のある会社が勝つ時代”

植田社長:我々も得意とするインテリアに力を入れていらっしゃる点や地方で頑張りたい気持ちに共感して「必ず成功していただかないといけない」と思い御社に合ったプログラムをご提案しました。

月二回・全12回の住宅デザイン・インテリア研修です。研修はUSKグループ会社、米国で15年以上世界の和のスペシャリストとして空間デザインを幅広く手掛けるクリエイターが直接研修をいたしました。

会長H氏:講師の方がもの凄く熱心で丁寧でびっくりしています。本当に敬服しています。凄く熱く研修を行っていただけるのでありがたいと。。。ずっとお付き合いさせて頂きユーリックさんの歴史の流れに近づきたいですね。

植田社長:我々の25年の経営実績と、150年以上の歴史をもつ世界格付会社”スタンダード&プアーズ社”が行う

信用格付けにおいて 最高位 格付 【aaa(トリプルエー)】を取得した実績、デザインはもちろんの事ながら住宅会社経営のパートナーとしても力になります。

会長H氏:私も昨年、社長を交代し、自由になってきますから、力をいれる事が出来るんですね。今度はユーリックさんから勉強させて頂いて沖縄の人たちがどういったものを喜んで頂けるか考えていけますし。。。マーケティングも含めて勉強させて頂けたらと思いますね。

“総務の女性が住宅デザインのセンスを隠し持っていた”

Q:研修を受けていただいている方の変化はどうですか?

会長H氏:当社から 5 人選抜してるんですけれどもみんな真剣ですよね。

特に全く関係ない経理の女性を入れているんですが、経理も大事なのですが経理よりも、もっと仕事が出来るなと考えてまして、選抜に入れてみますと案の定、熱心に勉強していて主婦目線ですよね。住宅とゆうのは。。。主婦がどう考えるかですから。

植田社長:センスを隠し持っていましたね。

会長H氏:はい、その通りです。お客様にプレゼンを行う担当をしている女性は、研修を受け始めてから、残業をすることがほとんどなくなりました。意欲も出て、研修内容を活かし効率よく能力を発揮してくれています。

それともう1人女性を入れているんですが、当社の幹部なんですが、もとは銀行員でして。。。最初の 2~3 年は仕事に慣れなくて。。。大企業から来ているから毎日僕に怒られて怒鳴られて(笑)….そして僕は言ったんですよ。この仕事は女性が 60 歳になっても 70 歳になってもできる仕事だよと言い続けたんですよ。そうじゃなかったら無理だよと。でも今回その女性もスイッチが入ったみたいに頑張ってますよ。

植田社長:スタッフの意識改革と人材育成にも役立っていますが、ここからさらに広報戦略や他社との差別化へも生きてきますよ。非常に楽しみですね。

 

“海外からの影響を活かして、地域のニーズに答える”

会長H氏:僕はアメリカの政権下で 27 年間いまして、その時の影響を活かしたいと。。。。インテリアも含めアメリカの人たちの考え方が凄く勉強になったんです。だから沖縄は迎える心は凄く良いのだけれども飾り、ディスプレイする力が無いと。。。はっきり言えば凄くダサかったんですよ(笑)

当時は凄く貧しかったんです。国際通りは今、もの凄く綺麗になったけど昔は見ていられなかったんです。なので迎える施設のデザインに携わりたいと思い東京に勉強しにいきました。昔の沖縄は東京の人たちが半分くらいいまして、今は沖縄の人達で十分間に合ってます。この何十年間で随分成長しましたよ。街も凄く綺麗になったし、日本人だからこそ、これだけ綺麗な街になったと思ってますね。

植田社長:私も漠然とながらも世界を見てきたんですが、すると何かヒントがあるんですよね。 だからそういったヒントを日本に持ち帰って、刺激をあたえて家づくりをやってきました。

なので、以前手掛けていたハウスメーカーも大きくかわってきて地元県の業界では「あそこの家はかわってきたね」って言われるようになりましたよ。

やはり見ることが大事。 遊びでは皆さんも海外に行くと思うんですが、遊びだけでは駄目ですよね。 ヒントは必ずあります。それをヒントにするかしないかの違いです。

会長H氏:そんな実績のある会社さんに力になってもらえて心強いです。ヒントを活かしていきたいですね。沖縄で住宅をするにあたって不安な事は簡単でして、耐光堅牢度と塩害だけなんです。

耐光堅牢度とゆうのは簡単に言うと光で建物を傷めていく事。沖縄はものすごく直射日光が強いところですから本土では考えられない直射日光なんです。しかも山がないので海から風で飛んできていつも塩害で塩をかぶっている状況です。塩害に対して光が当たっていく状況ですので劣化していくスピードが全然違う状況です。それと台風の回り方が全然違うので風がその時によってどこから吹いてくるか分からないので。。。

だからこの点をクリアしていけば我々も耐光堅牢度や塩害のノウハウは持っていますから、ユーリックさんに住宅の様々なノウハウについて教えて頂きながらやっていけば木造の家は沖縄の人には喜んでもらえると思いますね。

 

“これからの沖縄住宅事情”

植田社長: 今から10 年もすればさらに沖縄はがらっと変わりますよ。

会長H氏:木造が 50%まで最低でもいくのじゃないですかね。コンクリートにくらべ早いしコストも安いし。比べるのがコンクリートですから。その価値観を変えるだけで楽しいと思いますね。

植田社長:だから今、変化する時に出会いがあったわけですからね。後は御社のスパイスのかけ方ですね。

会長H氏:東京から大手がどんどん参入してきてるんです。

だからよけいに良いんじゃないかと思うんですよね。 受注が全国で一番多くなると思います。 今、沖縄県は出生が年間 約7,000 人、移住が約3,000人。年間1万人くらい増えてるんです。

と言うことは 。。。10 年で 10 万人の街が出来るんです。営業所や支店で沖縄に住所を移していない人達もいるので多分 20 万人位いるんじゃないかなと言われているんです。

米軍基地の土地の返還とかで、これから土地もどんどん出てくると思いますので1つの街がすぐできてしまうと思います。

御社はアメリカでの売り方をよく知ってらっしゃいます。アメリカは家具とか含めほとんどがオールインクルーズですよね。ですから、実践すれば革命になると思うんですよ。魅力的なのはインテリアも含めてパックでできる事。それを沖縄ではどこもやっていない訳ですから目指すか目指さないかは別として、モデルルームはパックでやらないといけないわけですからインテリア・家具まで売れると言う事は凄く大事だと思いますね。

 

 

“体験・試練・苦労”

植田社長:苦しいことは必ずありますよね。今までも体験してきていますし、困難な時もありました。けど、一生懸命目標を定めて、前を向いて目線を上に上げて歩いていく事。それと同時に一生懸命やる心。それをやっていくことで光が見えてくる事を体感してきています。

それと、盛んに言う言葉で「体験・試練・苦労」 これは大好きな言葉ですね。

会長H氏:ずっと走ってきたので、より地域の為に何かをやりたいって気持ちがあります。人を作る、社員が幸せになる、お客様に満足していただける会社作りをつづけていきます。

 

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